ペンギン先生の
「英語がよくわかる話」
|
|
<第22回> |
By
Shuichi Motoki |
文を長くする方法 7 現在分詞から動名詞へ
:
動詞はいわば「不定詞」のことだったよね。この動詞(不定詞といっても
いいんだよ)を分類するとね、
@原形 (原形不定詞)
A主語が三人称の場合 (助動詞 Does
と不定詞の混合でsがつく)
B主語が一人称、二人称、三人称複数の場合 (助動詞 do
と不定詞の
混合でsはつかない)
C時制が過去の場合 (助動詞 did
と不定詞の混合)
D時制が今進行している場合
E名詞を作る場合
F時制が今も継続しているか、いままでの経験を言う場合
G〜される という受身の場合
と分類されるんだ。 例えばね、 be
動詞と play を例にだすとね、
@ は be play 原形不定詞と呼ばれる
To be
となれば 4つの意味合いに分かれることはこの前に話したね。
A は is plays 三人称単数のものが主語の場合
B am are play 現在形で 私、相手、二人以上の主語の場合
C was were played 過去形と呼ばれる
D being playing 現在分詞と呼ばれる
E being playing 動名詞と呼ばれる
F been played
完了を表すか分詞と呼ばれる
G been played
受動態を表す分詞と呼ばれる
とこんな風になるんだ。そこで、一気に用語を覚えてしまおうよ。
Dを 現在分詞 と呼ぶんだ。
Eを動名詞と呼ぶんだ。FGを過去分詞と呼ぶ。
: どんどんと複雑になってきたね。
: 論理的でないと文法は理解できないんだ。
He is playing tennis.
彼は今テニスをしている。
playing は不定詞にing
がついて 『彼はテニスをしている状態にある』
と述べているんだ。She is happy.
「彼女は幸せの状態にある」 という
感じと同じでしょ。Happy
は形容詞だよね。彼女のことを詳しく言っているん
だから。 だから この場合の playing
は形容詞のようだよね。つまり、
現在分詞というのは形容詞の一種なんだよ。
この文には動詞はすでにあるよね。 is
というbe 動詞。だからplayingは
すでに動詞とは違っているんだね。で、be
動詞というのは実は厄介者で
理解に苦しむところがあるからここで言っておこう。これは助動詞も取り込んだ
動詞なんだ。
: へえ、助動詞を取り込んでいるんだ。
: 助動詞も動詞も兼ね備えるっていうか。「状態」という概念が be
の概念だね。
それで助動詞のようにいろいろなものとくっついて働くんだ。
Is he playing tennis?
って 疑問文のときは前にでてくるだろ。
He is not playing tennis. って、is
のあとにnot がくるだろ?
: そうだよね。ややこしいね。これは。
: まあ、be
動詞は「助動詞の一種」とおぼえたほうがいいかもしれないね。
動詞の基本は 「助動詞+不定詞」だからね。
ところで、
Look at the sleeping dog. この sleeping
などと言うのは 形容詞ってわかる
だろ。ね、現在分詞は形容詞とも言えるよね。
: 名詞を作る場合にもing
がつくんでしょ?
: そうなんだ。
I finished 何を?
という場合、「何を」に「writing」
といえば 「書くことを」終えた、となるんだ。
「何を」は名詞だからこの writing
を 「動名詞」っていうんだ。
現在分詞じゃないんだね。こんあ風に動詞または不定詞を利用していろいろな
表現ができるようになるんだ。
前置詞は名詞の前に置くんだったね。だからこのルールに従えば、
He went out without saying goodby.
とか、
Thank you for your helping.
without +
名詞A で 「Aもなく」 for
+名詞Aで 「Aにたいして」
もっと例をだそう。
1. Eating is a lot of fun for me.
2. My hobby is collecting stamps.
1は「食べることは私にとってとてもたのしい」
2は「私の趣味は切手を集めることです」となるよ。「〜している」という現在分詞と
すぐに意味を探れば区別はつくるよ。
|