知り合いの本木周一さんが連載で投稿してくれることになりました。

長年にわたる英語教授法の研究・実践経験をもとにした
「英語が苦手だった人、英語を再度勉強しようと思っている人」への
英語の解説&メッセージです。





ペンギン先生の

「英語がよくわかる話」

<第18回> By Shuichi Motoki


文を長くする方法 3  前置詞に挑戦


: いよいよ難しくなってきた感じだね。

: そんなことはないよ。文を長くする方法には欠かすことのできない関門なんだ。
     ただ前置詞は場所を表すときだけではなくて時を現すときにも同じ単語が
     使われるんだ。
イメージは同じだね。前置詞のとらえ方を紹介するよ。

        at at the corner 角に (角のところの一点にいるイメージ)
        at ten 10時に (ちょうど10時のところをさしているイメージ)

     どっちも「指し示すところは1点」だよね。 at はそんな風なイメージなんだ。

: なるほどね。でもね、僕が昔習ったので、 at school とか、at market というの
     もあったよ。こうなると何がなんだかわからなかった。

: そうだよね。話す時なんかはどうでもいいんだけど、きちんと書くときは正確に
     知っておかなければいけないんだ。
     学校には グラウンド、校舎、中庭、講堂などがあって学校っていうよね。
     マーケットも野菜売り場、魚屋さん、肉屋さんなどいろいろあってマーケット
     だよね。こんな場所にいる時は at を使うんだ。このうちのどこかどこかの点
     (独立した場所)を移動するからなんだね。

: へえ、そうなんだ。それじゃスーパーやデパートや病院もそうなのかな。

: そうなんだよ。.
     で、話を進めよう。
     in は 内で、中で というのがイメージ
        in the park は公園で
        in a week は一週間で

     on は「接触 と日」のイメージ
        on the wall 壁に(くっついて)
        on Sunday 日曜日に 

     of は「の」とか「という」というイメージ
        windows of the car
        city of Tokyo

     under は「下のほう」
     above は「上のほう」
     behind は「後ろのほう」
     in front of というのは 「熟語」なんだけど「前に」
     near は「近くに」
     by は「そばに」
     このくらいで上等だよ。

: わかった。要するに前置詞がでてきたら、とりあえず、場所か時を表す
     副詞句を作っていると考えていいんだね。


: そう。理解が早いね。でも一応と言っておこう。後でまた話すよ。
     でね、前置詞は名詞の前に置くのが鉄則だよ。だから、come in. という
     のは、あれ、前置詞かなって思うけど、後ろに名詞がないから これは
     前置詞ではないんだ。辞書を引いてみるとわかるけど、in という副詞も
     あるからね。

: そうかあ、そういうところがこんがらがってたんだ。in って前置詞って
     ずっと思ってた。

: Come だけじゃ、「来い」だから「in 」をつけて「中に入ってこい」という感じを
     出すんだ。副詞の役割だよね。前置詞は名詞の前において「場所」や「時」
     を特定するんだ。


: よくわかるよ。先生の教え方が上手なんだ。

: おっ、調子いいねえ。魚でもごちそうするかな。






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