知り合いの本木周一さんが連載で投稿してくれることになりました。

長年にわたる英語教授法の研究・実践経験をもとにした
「英語が苦手だった人、英語を再度勉強しようと思っている人」への
英語の解説&メッセージです。





ペンギン先生の

「英語がよくわかる話」

<第7回> By Shuichi Motoki


第7回

athe を理解しよう

: フォニックスも全部ではないけど、おおかたを紹介したね。
     全部規則にあてはまるわけじゃないけど、不規則なものは不規則なもの
     で括ってしまえばいいんだからね。

: そうかあ。それのほうがおぼえやすいよね。

: 今日から、英語の勉強のツボを教えるね。理解のコツだよ。


a と the の違い

      1.This is a book.
      2.This is the book.

:  a は「どれでもいいから1つ」とおぼえておくと便利だよ。
     This is a book. は 「これは(どれでもいいから世界にある本の中の
     うちの一冊」本です」 という意味なんだ。

: ひとつをあらわすんでしょ。

: うん、そうだよ。でも「ひとつの」と理解すれば、基準がわかならくなって
      しまう。 Look at the book. でも本は一冊でしょ。

: 名詞の前に a をつけるのかつけないのか迷うよね。

: そうだね。で次だ。
     This is the book. は「これが〈君や僕が今言った〉その本だ」 という
     意味なんだ。 the というのは 「今我々が話題にしたその○○」「だれに
     でもわかっているその○○」ということなんだ。

: 話し相手にも、自分にもどれを指して言っているのかわかっている場合
     に使うんだね。

: そうなんだ。だから、ほとんどの人に分かっている新聞社の名前や河川
      とかにも the が つくんだよ。the Asahi (朝日新聞)とかね、 the Nile
     (ナイル河)とか the Pacific Ocean (太平洋)とかね。

     ここに5冊の本が置いてあるとするよ。
     Look at a book. と言われたら、君は「どれでもよいから一冊」の
     本を見ればいいんだ。 そして
     Touch the book. と言われたら、君が見たその本を触るんだ。

: そうかあ。身体で実感できるね。

: そうなんだ。身体を通して実感すると理解が早くなるよ。言葉をおぼえる
     時の決定的な動機づけだよね。
こんな風に練習するといいよね。
     アザラシ君、僕が言うから、やってみてね。

       Look at a chair. 椅子を見て。
       Touch the chair. (今見た)椅子を触って。
       Point to a pencil. えんぴつを(どれでもいいから1本)指さして。
       Take the pencil. (その今言った)えんぴつを取って。

:  point って何なの?

:  何度も聞いてね。先生はヒントをあげるからね。わかってくるよ。
      Point to a pencil. (ヒント:ペンギン先生 指でエンピツをさす)

: わかった、わかった。「指をさす」は point to と言うのか。

: どうしても指示されたことによって動作をしなければならない時とか、
     どうしても言わなければならないときに言葉というのはおぼえていくもの
     なんだ。

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