Key Sentences (こころに残る世界のことば)   -Page 21-

こころに残る名文・名文句をちょっとずつ紹介します。
KEY SENTENCE のところを読んでみましょう。

 

(KEY SENTENCE)

Be the best we can be.

自分がなれる最高の人間になろう。





Did you know that you are the only one
In the world quite like you?
Did you know that there is no other one
Who can be that special you?

Chorus:
 We are all like a snowflake,
 Beautiful and unique.
 All we have to is be ourselves
 And be the best we can be.

Did you know that you are the only one
With a heart and mind like you?
Did you know that it's all up to you
To make your dreams come true?

(Chorus)

Be yourself in all that you do,
To your heart you must be true.
Did you know we are all born with gifts
To nurture and to share?
Did you know when we look inside ourself
The more that we're aware, that ...

(Chorus)

Be the best we can be.
 (Snowflake  Greg Scelsa)


<訳>

知っていたかい、きみという人間は世界でひとりしかいないんだよ。
きみと同じ人間はだれもいないんだよ。

 ぼくたちはみんなひとひらの雪のようなものさ。
 うつくしくて、ひとつとして同じものはない。
 ぼくたちがやらなくてはいけないことは自分自身であること、
 自分がなれる最高の人間になることなんだ。

知っていたかい、きみのように感じたり考えたりする人間はきみしかいないんだよ、
きみの夢をかなえられるのはきみ自身なんだ。

どんなことにもきみらしく、
自分の気持ちにはまっすぐに。
ぼくたちはみんなそれぞれ才能をもって生まれてきたんだ、
それは育てあげ、いつかみんなのために使う才能なんだ。
自分自身を深く見つめていけば、
もっといろいろなことに気づくだろう・・・
(「スノーフレイク」 グレッグ・シェルサ)



アメリカで小さな子どもたちに大人気のデュオ「グレッグ& スティーブン」が歌う「スノーフレーク」の一節です。この曲は幼児用のソングブックに収録されていますが、うんと幼い頃からこんな素敵な歌を聞いたり歌ったりしながら育ったら、自然と自分の個性に目を向け、それを大切に伸ばそうという気が備わってくるかもしれないなぁ、と思ってしまいます。そういえば先頃アメリカで評判になった小学校教師Ron Clarkの実践ルール集The Essential 55(邦訳「あたりまえだけど、とても大切なこと」)でも締めくくりとなった55番目のルールは、Be the best person you can be. (きみがなれる最高の人間になれ)というものでした。どうもアメリカの子どもたちはこういうことを言われ続けて大人になっていくみたいですね。子どもたちに向けたメッセージではあるけど、実は私たち大人こそ時に(照れずに)自分自身につぶやいてみればいい言葉じゃないのかな、と思っています。