Methods 指導法について

 


私たちが日本語を身につけてきた過程を振り返ればわかるように、子ども達が英語を身につけていくには先ず「英語をシャワーのように浴びる」「大量に英語をインプットする」期間が必要です。この期間にうってつけの指導法として私はTPRを取り入れています。

■TPR(Total Physical Response)

日本語では「全身反応教授法」などと訳されています。
"Stand up.(立ちなさい)"という英語が聞こえたら立つ、"Walk around.(歩きなさい)"と言われたら歩く、というように子どもたちは聞こえてくる英語に対して動作で反応します。

英語の意味を日本語に置き換えてから身体を動かすのではなく、stand upやwalk aroundという音のかたまりそのものに反応して身体を動かすように指導するので、英語独特の音やリズムが自然に身体の中に蓄積されていきます。
その積み重ねが英語を英語のまま理解する力になっていくのです。

しかもこのTPRは文法配列にも考慮して体系的にプログラムされていますから、将来ことばのルールを指導する時期が来たときにも威力を発揮します。

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大量の英語をインプットし、口頭でのやりとりが少しずつ出来るようになってくると読み書きの練習を加えます。英語の文を読んだり書いたり出来るようになるにはその文を構成している単語の読み書きが出来なくてはなりません。そのために子ども達にはフォニックスを指導しています。

■フォニックス

penの発音は"ピー・イー・エヌ"ではなく"ペン"です。ですが、アルファベットの読み方を覚えたばかりの子どもにとってpen は"ピー・イー・エヌ"と発音するしかありません。

そこでpという文字は単語の中では「ピー」ではなく「プ」と発音される(同じようにeは「エ」、nは「ヌ」)のだということを知っていれば、penは"プ・エ・ヌ→ペン"と発音できます。
このように文字と音の関係をルール化したものがフォニックスです。

フォニックスを知っていれば英単語のほぼ70%は自分の力で読めるようになると言われています。また知らない単語でも正しく発音されていればそれをつづることが出来ます。

すでにアルファベットの歌などで日本語風ABCを聞き覚えてしまっている子どもでもフォニックスを丁寧に指導していけば、きれいな発音で単語が読め、正確につづれるようになります。

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フォニックスが終了すると、基礎づくりも後半に入ります。
TPRをはじめとして歌、絵本や物語の朗読、会話表現、応答練習などを通して子どもたちはすでに大量の英語を身体の中に蓄積していますから、それらを手がかりにして文法の整理を始めます。
またいろいろな種類の文章、長文を読んで、その要旨をまとめたり、自分の感想や意見を述べたりする練習も出来るだけおこないます。このような訓練を地道におこなうことで読解力や表現力は養われていきます。

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